ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち、主演 妻夫木聡 池脇千鶴

DVDで観ました。大分では見る機会がなかったので。

題名から内容を推測するのは多分不可能な映画です(^_^)b

障害者物の映画としてここで紹介するのは不適切かもしれません。
というのは、
原作は田辺聖子の短編集で、色んな状況にいる女性達の恋愛物語の中の一つが「ジョゼと虎と魚たち」。原作では、”障害を持っている”ことは数ある恋愛ストーリーの中の一つのモチーフにしか過ぎないからです。

なので、映画と原作とは別物と考えた方がいいと思います。
映画では、ストーリーや主人公達のキャラクターもかなり違った作りになっています。
何よりも、原作が発表された年代と現代との間に障害に対する感情や認識、環境にずれがあるからです。

恋愛映画であることは確かなのだけど、主人公が持つ”障害”が色んなシーンに確実に深い陰を落としています。

暗い闇の中から一瞬だけ明かりをみつけ、そして元の闇の中に戻っていく。
そんな風にこの映画をとらえる方が多いかもしれません。

でも、サワグチはそうは思わないんです。
最後のシーン。彼と出会う前の日常に戻ったのを象徴するかのよう。
変わらないものもある、変わりたくないものもある、でも、変わってしまうものもある。

髪を上げ、電動車イスで一人で日中外出する。
彼女は、彼と一緒に時間を過ごした後ではもう以前とまったく一緒ではなくなっている。

そう思いたい。人との出会いってそうあって欲しい。

ちなみに、映画の中で使用された貝の形のベットがあるラブホテル(今はファッションホテルという方が一般的?)は横浜にあるみたいです。

2005/10/09作成

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