笑え!五体不満足・言語道断!

笑え!五体不満足 ホーキング青山・著 星雲社

ISBN4-7952-4442-1 \1600

言語道断!ーホーキング青山自伝ー ホーキング青山・著 情報センター出版局

ISBN4-7958-2122-4 \1200

五体不満足」という本がベストセラーになり、ベストセラーになったが故に色々議論の的になってきました。

面白いのは、健常者と障害者とでは本に対する評価が全然違ったりすることです。(当事者とそうでない人との違いなのかな?)

笑え!五体不満足」は作者もはっきり本の中に書かれてますが、「五体不満足」の便乗本です。

「五体不満足」の作者、乙武洋匡(おとたけひろただ)さんが意図した、”明るいノー天気な障害者”のイメージは”暗くつらい人々”というイメージでばかり捉えられがちな障害者像に、色んな障害者がいるんだというメッセージ、、、にはならず、乙武さん=障害者の代表みたいな捉えられ方をされたようです。

ホーキング青山さんは「乙武さんみたいな障害者ばかりじゃない!」というメッセージとして本を出されたようです。

 

大事な事は、乙武さんもホーキング青山さんも沢山いる障害者のそれぞれ1人に過ぎないってことだと考えます。

色んな障害があり、色んな境遇、環境に色んな人々がいます。

 

サワグチも障害者ですが、「五体不満足」も「笑え!五体不満足」も読み終えた後に、違和感が残りました。

本の内容は個人的に同意出来る部分と出来ない部分が入り交じっています。

うんうんと納得出来る部分もそれぞれ多いのですが、どうしても納得出来ない部分もそれぞれありました。

 

乙武さんもホーキング青山さんも生まれながらの障害者で、サワグチは中途障害者です。

乙武さんは普通教育を受け、健常者の中で育った障害者、

ホーキング青山さんは養護学校で、障害者の中で育った障害者

という違いがあり、それが、「五体不満足」に対して「笑え!五体不満足」という本が出てくる理由のように感じました。

それぞれの本を読み終えた時の違和感は、障害者としての立場の違い、考え方の違い(健常者として育ち、社会人になってから障害者になったサワグチの)がそうさせたのだと考えます。

 

私は、”ホーキング青山自伝”と副題が付いている「言語道断!」の方がすんなり読めました。

こちらの方が、肩肘張ってない青山さんの姿が書かれているような気がしました。

 

1999/12/28(Tue)作成

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