身体障害と知的障害

まだ僕が熊本にいた頃の話し。

母と一緒にうどん屋さんに入りました。そこは珍しく車椅子対応のトイレがありました。

店員さんが持ってきたうどんには、なぜか母の方にだけ小皿とレンゲが付いていました。

店員さんが

「いるでしょ?」

と言って。

 

どうも私が食事も自分で採れない知的障害者と思われたようなんです。

 時々あるんですが、障害者=知的障害者と思っていらっしゃる方がいます。

知的障害者の施設を妙に知っておられる方に多いです。

そこで見た障害者が障害者の全てと思いこんでいるんですね。

障害者といっても、視聴覚障害、身体障害、精神障害、知的障害と色々あるんですが。

 

ある校長先生が

「バリアフリーについて勉強不足なんだけど、」

とおっしゃるんで、

「なんで身体障害者団体なり、身体障害者施設に行って直接当事者の身体障害者に聞かないの?」

と聞いたら、

「聞いてもしょうがないでしょ?」

とおっしゃる。よく聞いてみるとやはり、知的障害者の施設の事をおっしゃっているんですね。やはり、身体障害と知的障害がごっちゃになってるんです。

 

ある住宅展示場の建築屋さんも

「バリアフリーの情報が少ない。」

とおっしゃってたので、

「何で当事者の身体障害者にリサーチしないの?一般企業なら対象にリサーチするのは常識なはずなのに。」

と聞いたこともあります。

大分なら有名な太陽の家とかありますし。(実際私は住宅の改造について知りたくて直接太陽の家に訪ねて行きました。)

[バリアフリー住宅=高齢者、障害者を介護する人の為の住宅]

であるように、障害者は介護される人であって、自立する人(ちょっとした工夫で自立出来る人)とは扱われていないんですね。つまり、商品を買うのは障害者本人じゃなくて、家族と決めつけて物を売ろうとするんです。だから、住宅展示場にいっても必ずといっていいほど、私じゃなく母にしか話しかけてこないんですよ。

 

食事に初めて入る店でも結構「お一人なんですか?」とよく同伴者をお探しになることが多いです。

やはり、障害者が自立している姿が日常生活の中に存在してないんですね。

 

私が町中をうろつくことで少しでもそれがなくなれば、というのが私が外出する目的の一つでもあるんです。こんな障害者もいるんだよって。ね。

1度目は珍しい物を見るような目をしていた方も、2度目3度目になるとそういう目をしなくなります。つまり、

継続は力
なんです。

 

98/11/09(Mon)作成 

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