障害者と健常者

微妙で難しい題材なんですが、敢えて取り上げてみます。まとめきれないのは覚悟の上です。

書こうと思った発端は、USJTDL

 

USJですが、

http://www.usj.co.jp/studioguide/parkservice/barrier_free/index.html

をご覧下さい。(2002/05/11(Sat)現在)

非常に気を遣った言い回しになっていますが、要するに、

(できれば)一人で来ないで介助者を連れて来てね。介助は同伴の介護者に頼んでね。健常者と一緒に並んでね。

ってことの様です。

以前サワグチが一人で行った時とはどうも状況が変わってきているらしいのです。その内確かめに行こうかと思っています。

 

ここからの話しは伝聞なので、その点ご理解の上読んでください。

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障害者の為のゲストアシスタンスカードの制度がTDLにはあるんだそうですが、待ち時間ゼロのカードを健常者に悪用されない為か、病院に行ってへたすると取得するのに一日がかりで一枚4千円ぐらい費用のかかる診断書が必要になったのだそうです。(個人的には、身体障害者手帳の提示で十分間に合うと思うのですが)

エレクトリカルパレードを見る為に心ない健常者の方がわざわざ車イスをTDLから借り出して、車イススペースを占拠したのが問題になったのだそうです。

-----------------------------------------------伝聞終わり

日本最大の2大テーマパークで、障害者に対する配慮が利用しにくい方向に進んでいるらしいということでした。

 

さて、話しは変わって、

サワグチは有名な2ちゃんねるYAHOO障害者掲示板はめったに見ません。匿名性(相手を傷つけられるが自分は無傷でいられるということ)をいいことに、言葉の暴力が飛び交っているからです。

#1障害者は健常者より優遇されてる

#2健常者のお金(税金、障害年金など)をただで貰えていいよな””俺も障害者になって楽したい

#3障害者は健常者に負担をかけて社会の重荷になっている””だからさっさと死ね

など、云々。

 

物事の一面一部だけを見ると全体像を見誤ります。

ある時、

障害者の危ない運転のドライバーに合った。だから障害者はみんな危ないドライバーだ

とのE-mailが来ました。で、サワグチは

健常者の危ない運転のドライバーに合った。だから健常者はみんな危ないドライバーですか?

と聞き返しました。返事は返ってきませんでした。

〜だから、〜だろう”という一部を見て全体を決めつける考え方はもの凄くあぶないです。

男だから〜、女だから〜、子供だから〜、老人だから〜、色んな言葉を当てはめて上記の文章”〜”内を入れ替えて読んでみてください。

 

障害者が優遇されているのは、障害者が差別されていることの裏返しでもあります。つまり#1の言葉が出てくるってことは、”障害者が差別されてる”っと言ってるに等しいとサワグチは考えます。つまり、差別がなくなれば、優遇もなくなる筈。

と考えると、上記のUSJとTDLの現状は、障害者の立場がだんだん健常者と同等扱いになってきているともとれます。現実にそうかは??ですが。因みに、障害者への法的優遇策の多くは実は重度障害者(1級及び2級)以外は殆ど大した恩恵に与れないんです。

#2 に関してですが、サワグチは一級障害者ですが、無年金障害者です。お金貰ってないです。(障害者の優遇策は権利としてちゃんと利用してます)働いてちゃんと所得税も市民税も払っています。

#3 に関して、労働力として考えた場合、障害者が健常者より全体として(個別な例外ケースはあるでしょう)労働生産性が高いとは考えにくい。そうでないなら、障害者雇用率の設定(未達成なら罰金)や国の種々の補助があるにもかからわず、健常者の失業率が5%前後で、障害者の失業率がその倍近い現実はおかしいってことになります。でも、アメリカのADA法が出来た背景には、障害者にお金を与えて生活を支えるよりは、社会に労働参加出来る整備にお金をつぎ込む方が安くすむからとの試算があったからと本で読みました。(現実はなかなか厳しいみたいですが)

労働力になりにくいのは子供も老人も一緒です。世界では子供を労働力として使っている国が沢山あって、どうやって子供をそれから守ろうかと今必死になっています。労働力にならないからと老後、社会から見捨てられるとなると、現労働人口の人々の消費は落ち込み、貯蓄率は高まり、社会不安は増大するでしょう。

 

なんか話しがバラバラになってきましたね。いいたいことは一杯あるのですが、あまりに多くの問題を含んでいて、今のサワグチには正直扱いきれないテーマです。

 

色んな立場の人間をどうやって公平平等に保つかってのはもの凄く難しいバランスの問題だと思います。

弱者をどこまで支えるかって問題は、社会全体のコンセンサスを必要とする問題でもあります。

邪魔だからと何でも切り捨てていく社会には不安を感じます。どんどん切り捨てていって、自分は楽になるかもしれない。でも、子供、親兄弟、彼女や友人、夫や妻、そしてあなた自身が、いつ切り捨てられる側になるかもしれないとふと気づいた時、あなたならどうしますか?

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追加の話し

不死身のタイマーズ/THE TIMERS

というCDがあります。かなり過激な歌詞で、4曲目に”障害者と健常者”というそのものずばりの歌が収録されてます。差別用語のオンパレードで、それで廃盤になった曰く付きのCDだそうです。

 

僕を”障害者”と呼ぶのは構わない。でも、

変なキマリ、常識、テスト、道徳、嘘の歴史や教育で僕を”障害者”にしないで欲しい。

自分だけは”障害者”でないと信じてる人が真の”障害者”

 

そういう歌です。 

2002/05/11(Sat)作成

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