仲間がいないということ。

 

私は入院中、同じぐらいのレベルの脊髄損傷の方をみかけていません。

熊本機能病院は脊髄損傷は5%以下しかいなくて、それも頚髄損傷、腰髄損傷が殆どで私と似たようなレベルの胸髄損傷の方はいらっしゃいませんでした。

 

何が問題かというと、リハビリするときの目安がないんです。

例えば、同様のレベルの損傷でわたしよりリハビリが進んでおられる方がいれば、先例として、とても参考になったはずなんですが、生憎おられませんでした。しょうがないので、外来に時々来られる方にわざわざ来ていただいて、動きの実演までしていただきました。

 

特に車椅子からベットへの乗り降りは、私にあったベストのやり方が分からず、ずっと悩んでいました。

退院後、リハビリテーションセンターに入所予定であったのも、同様の障害でどのように生活しているか、実例をみることが目的の一つでもありました。結局それも叶わず、退院となり、まさに試行錯誤で生活をする羽目になりました。

 

普通の方は多分、家族も含めて、ものすごいパニックになると思います。

一つ一つ、生活における問題点を小さなことからああでもない、こうでもないと、試行錯誤を繰り返しながら、解決していきました。その結果がこのホームページとなっています。

 

 

 

 

 

 

実は種を明かすと、関西医科大学入院中に私はほぼ同様の障害の方に会っています。

大阪脊髄損傷者協会の会長さんです。その方は自分の車で病院まで来られて、私と話しをして下さいました。その時、「ああ、がんばればこれぐらいまで回復して生活出来るんだ。」と思ったんです。そのお陰でしょうか。リハビリをしていても回復の予定が分からない不安はなかったですね。

だから、その方をつれてきてくれたひとに大変感謝しています。本当にありがとう。そして、ごめんね。

 

初めて、関西医科大学救命救急センターに挨拶に行ったときに、今度は私が、脊損で入院中の方にお話する番になりました。あの方は私をみて私のようにがんばるきになって下さったんだろうか?

98/11/14(Sat))作成 

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