私の車椅子について

車椅子の構造についてあまり詳しいことは知らないので

私の車椅子について書きますね。(ダルマンさん。)

入院中、最初は自分で頭もろくに支えられなかったので、病院の頸椎損傷用の車椅子に乗っていました。こいつは25kgを越えてまして、重戦車みたいなもんでした。この車椅子でコンビニに出てくる坂を上がっていました。(お陰でいいリハビリになったような気がします。)リハビリが進んで、身体がある程度回復してくると、やっと普通の車椅子に変わりました。(車の乗り降り参照)

で、私が今まで買った車椅子について。 

一台目は入院中に購入(といっても福祉の補助が出たので一割負担でしたが)。何がなにやら理由も分からず車椅子が出来上がってきました。

こいつはかなり酷使しまして、熊本の鶴屋百貨店から熊本機能病院までこいでいった(マラソンじゃないけど参照)のもこの車椅子です。酷使したお陰で、前後輪ともつるつるになって、坂が登れなくなり、軸受けががたついたので修理、部品交換となりました。こいつは15kgぐらいあって、自力で車椅子を車に取り込めない頃は母に大変迷惑をかけました。僕をつれて外出するときはこの車椅子の上げ下ろしがとにかく苦痛だったんだそうです。(車にリフトがつけれるなんて知ったのはずっとあと)3代目購入時に車椅子屋さんに引き取っていただきました。今アジアの方々が車椅子造りのノウハウを習いに来ているんだそうで、その方面に寄贈してくださるのだそうです。

引退記念の画像がこれ←。前輪が6インチ、後輪が22 と3/8インチ(の筈)

2台目は退院してから大分で買いました。外観は1台目とあまり変わりませんが、タイヤを前輪、後輪ともサイズを小さくしました。前輪5インチ、後輪22 1/8インチ、後輪の軸も前方に出しました。お陰で旋回しやすくなりましたが、後方に転倒する危険性も増えました。(実際、2回こけました。一回は背伸びをしただけでひっくり返りました。むち打ちで大変でした。前方への転倒は受け身がとれるのですが、後方は全く受け身がとれず、後頭部から倒れるので非常に危険なのです。)これは12kgちょいになってずいぶん軽く、サイズも小さくなったので車への取り込みもずいぶん楽になりました。購入後、ステップを一部削り、ハンドリムをステンレスからチタンに交換しました。軸受けもついでにいいベアリングのに替えていただきました。これはすごく効果がありまして、ものすごくこぐのが楽になりました。チタンは高いのですが、換えるだけの価値はありました。

←後ろに空いている穴が普通の後輪の位置。これぐらい前方に後輪の軸を出しています。

今の車椅子は3台目でして、最近手に入れたばかりです。nissin製(NAP-7) ホイールベースも短く、横幅も出来るだけ狭く、重量はとうとう10kgを切りました。(2台目は横幅62センチ位、3台目は横幅56センチ位でした。)こんだけ軽いと、車の上げ下ろしも気軽にお願い出来ます。母も「最初からこれだったら、あんなに重い目に会わずに済んだのに。」と言っていました。後輪もワンタッチで外れます。これで2台目が予備に回せます。

予備は重要です。車椅子は結構消耗品で2年から4年でつぶれるそうです。私の使い方が荒いのかメンテナンスに車椅子屋さんに持っていって貰う事もしばしばなのでその間代車?(代車椅子?)がないと、トイレもいけなくなります。車椅子屋さんに代車を貸して貰うのも一案ですが、ある程度使い慣れていない車椅子は不便だし、危険も伴います。

前後長が短くなって、ステップが部屋のあちこちにゴンゴン当たることもなくなり、柱を削ったりしなくなりました。これで大家さんも一安心?角には硬質ゴムを張っていただいたのでたとえ当たってもキズが入る事もなくなりました。

←(2台目と後輪の軸を合わせて比較した画像です。)

←角に硬質ゴム

3台目からティッピングバー(でいいのかな?)がなくなりました。これは以外と一般の方は知らないんですが、段差を越えるときに、介護者がここを踏むと、前輪が上げやすいんですよ。

←画像は2台目のものです。

このように1台目が中量級、2台目が普通クラス、3台目が軽量級。とだんだん、小さくコンパクトになってきました。3台目は当分は使っていくつもりです。(そうそう車椅子を買い換えるお金もないですし。)

最初から3台目の軽量級を買っていても乗りこなせなかったと思います。特に1台目は入院中でリハビリ中に購入したので、自力でベットに乗り移るのも大変だった頃でしたから。結構転倒したり、色々苦労話はあるのです。身体の回復に合わせて、車椅子を乗り換えていったというところでしょうか。3台目もステップの高さ、肘置きの長さ、前輪の高さ(座面の傾斜)などの細かい調整を必要としました。

 

1台目から2台目になって出来なくなったことは、一つは、床から自力で車椅子に戻れなくなりました。1台目は何とかできたんですが、2台目は軽くなって、幅が若干狭くなった分不可能になってしまいました。それから、1台目だと、何とか越えられた段差が、後輪の軸が前方に出た分(重心が後ろになったので)越えられなくなりました。同じ理由で、きつい坂も後方への転倒の危険性が高いため、登れなくなりました。

2台目から3台目になった時は、軽量化、旋回性能のアップによるメリットが大きく、あまりデメリットは感じていません。強いて言えば、座面がやや高くなった分、普通の車から降りる際にまだ、ちょっと不安があるくらいでしょうか。(マイカーでは全く問題なし)ステップが小さくなった分、さらに重心が後ろになったので、坂の上り下りがちょっと慎重になりました。2台目より横幅が狭くなって、脇を張らなくてよくなって、1台目より後輪のタイヤが小さくなったお陰で、袖の汚れが少なくなりました。

 

車椅子に乗っていてサイズが小さくなったことを実感するのはエレベーターに乗ったときです。

小さなエレベーターだと、中で旋回出来ないんですが、3台目になってからは中で旋回出来るエレベーターが増えました。というより、中が小さすぎて今まで乗れなかったエレベーターに乗れるようになりました。特に前後長が短くなったことが大きいです。幅が小さくなった利点は食事の時に実感します。食堂でテーブルにつきやすくなりました。ステップがコンパクトになったので、テーブルの下にあまり余裕がなくてもよくなりました。

 

今年(1999年)はこの3台目一本でいく予定です。(まさか1年で壊れたりはしないと思うんですが)

99/01/06(Wed)作成 

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