車いすで恐怖を感じる時

歩道と車道の区別が無い道路を移動しているとき。(車が怖い)

歩道が移動不能で、しかたなく車道の路肩を移動している時。(もっと車が怖い)

路肩にガードレールや柵などが無く、崖や用水路、川などがある時。(落ちたらまず死にます)

歩道と車道の段差を乗り降りする時。(たま〜に転倒する時が)

前輪がはまりそうな側溝などを横断する時。(結構不用意にはまります)

祭りや通勤時間帯等の極度の人混みの中を移動する時。(腕や肘でこづき回されることも、手にしたタバコが丁度顔の位置を振り回されるのでご注意!)

トキハ百貨店で買い物袋やハンドバックを持ったご婦人のそばを通過する時。(急に振り向く時があってハンドバックでラリアット食らったことが)

雨で滑りやすい状態の坂を下る時。(砂利道の下り坂は小石一つ前輪にひっかかるだけで容易に前方に転倒します。)

1/8以上の傾斜の坂を上る時。(現在の4台目の車いすは非常に後方に倒れやすい)

路面の状態が判別出来ない夜の道を移動する時。(異物をふんでタイヤがパンクするかもしれない、溝や小石(障害物)があってはまりこんだり、転倒するかもしれない、最悪道が急になくなっているかもしれない)

明らかに介助の経験が無い人達に介助をお願いする時。(不用意に車イスを担ごうとして、他の人とのタイミングがずれた人のお陰で車イスから転落したことがあります。)

 

トラブルがあっても助けを呼べない、人が身近にいない場所はサワグチにとっては危険な場所です。携帯の電波が届かない場所もよって危険な場所ってことになります。助けを呼ぶ最終通信手段が携帯ですから。夜の山道なんかで例えば谷に車ごと転落してしまって、もし携帯の電波が届かない場所で発見されにくい場所だと、もはやどうしようもないです、自力で脱出不可能ですから。

エレベーターの中だって、万が一地震や停電等で緊急停止した場合、車いす対応のスイッチが無いエレベーターの場合、緊急スイッチは手が届かないので押せないです。エレベーター内は携帯も届かないことが多いので、以前、台風18号の時停電で長時間エレベーターが動かなかった時がありますが、もしエレベーター内に取り残されていたら、っと思うとぞっとしますね。

ホテルで宿泊する時も、「こちらが非常階段です。お確かめ下さい。」とよく言われるのですが、「どうやって車いすで降りるの?」と聞くと大概困った顔をされますね。まあ、落ちていくのなら這いずってでも何とか可能ですから、骨の2、3本折れるの覚悟で転げ落ちるしかないんでしょうか?逆に地下街なんかで火事騒ぎになった場合、多分地上に自力で脱出する手段はないでしょう。

 

最近、特に感じるのは、人に対する恐怖。

町中を歩いているだけで、理由も無く殺される現代。

電車の中で目があっただけで、ただ学校に行っているだけで。

深夜の飲屋街で人気の無い路地に車イス1人で入っていくのは、大げさに言えば「襲われても構わない、殺されてもいい」くらいの覚悟が必要になってきています。

 

この前も車の中からポイッと缶を投げ捨てている若者を見かけました。

思わず睨んでしまったのですが、若者がこっちを向いた時には「やばい!」っと感じて目をそらしてしまいました。ケンカになったら絶対勝ち目ないですから。

映画を見に行った時も映画館前の路上を改造バイクが轟音をたてて走り回っていました。

咎める勇気どころか、そそくさと映画館に逃げ込むしか出来ませんでした。

 

不用意に車いすで1人であちこちウロウロするのは最近ちょっと気がひけてます。

 

2001/08/20(Mon)作成

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