出来るようになったこと

健常者だった頃は出来なかったけど、障害者(脊髄損傷)になって出来るようになったこと。

 

受傷以前より、立ち止まって(立ってないか(^_^))周りを振り返ることが多くなりました。

最初は身体がしんどくて止まっていたのですが、今はそうじゃ無くなってもまだ、あちこちで止まって周りを見回すことが多いです。 

車いす使用者になって、外出するようになって、最初は地面ばかり見ていました。ちょっとした凹凸、傾斜、小石、段差が無いか、パンクの原因になるような異物(針金、ガラスの欠片、等々)色々気にしながら。

体力がついてきて、少々の凸凹や段差、傾斜もものともしなくなると、次第に顔が上を向くようになりました。

しんどくて一休みする度に周りを見回して、観察するクセがつきました。今まで数十年間過ごしてきた世界が、車いすにとってどういう世界か確認する為です。どこに何があって、それが車いすにとってどれだけバリアーな代物なのか一つ一つ吟味していきました。何度も何度も同じところを通る度に新しい発見があったりします。いっぺんに少しずつしかサワグチには観察、確認出来ないからです。

 

物ばかりじゃなく、人を観察することも多くなりました。

受傷以前は前ばかり向いていました。周囲への関心が薄かった。ホンのすぐ横にいてくれる人の顔を見ることも無かった。

鈍感なサワグチは女性の気持ちを汲み取るなんて芸当は不得意なんですが、最近やっとですが、怒ってるのか機嫌が悪いのかぐらいはおぼろげながら少しわかるようになってきました。あっ、でも外れる方が多いかな?怒ってると思ったら風邪でしんどいだけだったり、身体がしんどいのかな?と思ったら、思いっきり怒ってたなんてことも。(^_^;)ゞ

 

進んで、止まって、しんどい時は一休みして、周りを見回して、時には振り返って、そして又進む。これが障害者(脊髄損傷)になってサワグチが覚えたこと。出来るようになったこと。

 

別に”障害者になることが良い事”みたいなつもりで言ってるんじゃないです。

障害者にならなくても、出来る人は出来るわけですから。

ただ、ちょっとは何か”障害者になって良かった事”がないとね。

 

2000/10/26(Thu)作成

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