退院する前の話し。

”住むところがない!”

で退院後の家探しについて書きましたが、本当はその前にあった話し。

退院後、社会復帰を目指して、リハビリテーションセンターなる施設に行く予定でした。

ケースワーカーの方と主治医の先生と話をして、紹介された施設でした。

 

母とその施設に入所の為の面接?診察?にいくことになりました。何時間も車に乗って、たどり着きました。診察の前に見学がてら住む部屋を見せていただきました。

4人部屋でした。部屋に電話はありませんでした。パソコン通信するにもグレイの公衆電話もありません。携帯かPHSで通信するしかないかな?とおもっていると、高価な私物の持ち込みはダメとのこと。

社会復帰の為に車の練習がしたい旨伝えると、「前例がない。」という理由でダメ。(まるでお役所)

因みに免許取得の為のコースがあると聞いてやってきたんですが、僕のようにすでに免許を取得している人は入所前に他で練習してきてくれとのこと。あれもダメ、これもダメとしか話しが出てこないので、「じゃあ一体ここで何が出来るんですか?」と聞いたら、車椅子マラソンの練習をみんなしているんだとおっしゃられました。リハビリもリハビリの先生がついて下さる時間が熊本機能病院の半分以下しかない。

どうも、私が考えていたのとだいぶと違うところのようでした。

 

診察は約1時間ぐらいかかったでしょうか。あれが診察といえればですが。

そこの院長先生(?だったかな)は私が診察室に入っていくと、机に向いたまま私に目も向けず、最初にこういわれました。

「何しに来た?」

えっと思いました。ケースワーカーさんから連絡がいっていて事情は伝わっている筈だし、主治医からの紹介状も持ってきてました。机の上のカルテをみると。一ページ目にその紹介状が張ってありました。

「ここで何がしたいんや?」

と言われるので

「社会復帰です。」

と言うと、

「具体的じゃないなあ〜。」

とおっしゃいました。

約40分間その白衣を着た方は、自分がどこの大学の出身でご子息がどこの医学部を出て、今何をしていて、私の紹介元(熊本機能病院)の院長がどうのこうのとえんえんお話になられました。その間、私にした診察は、膝蓋腱反射を見ただけ。

一番ショックだったのは、一番最後に

「で、あんた職業は?」

と言ったこと。

私、カルテに張られている紹介状の2行目に私の職業が書かれているのが見えていました。

つまり紹介状を読んでなかったんですね。この白衣を着て私の前に座っている方は。

理由は後で判明しました。私のレントゲンを入っていた袋に戻せなかったんです。

つまり、よく見えてらっしゃらないようにお見受けしました。

 

「あんたここですることないなあ。」 

とおっしゃるのでその点は私も同感でしたので、一応入所の手続きはしてきましたが、熊本に帰ると、即日、こちらからお断りさせていただきました。

 

この件はまだいろいろエピソードがあるんですが、あまりに長くなるので、今回はここまで。

 

98/11/14(Sat)作成 

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